鎌倉から、こんにちは

「鎌倉発、韓国ソウルまで。」
徒歩の旅を終えて、あらたなスタート!
鎌倉から日常のあれこれをお伝えしていきます。
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安東国際仮面舞フェスティバル開催中にシンポジウムのパネリストしてきました。テーマは仮面文化。


安東国際仮面舞フェスティバル開催中にシンポジウムのパネリストしてきました。テーマは仮面文化。
中央日韓協会主催の「伝統仮面劇芸能についての日韓文化交流シンポジウム」。
=韓国仮面劇「河回別神グッ仮面劇」を通して=
日韓国交正常化50周年記念企画の認定行事です。

シンポジウムは安東市の河回村(ハフェマウル)。

会場の「河回村」は2010年に世界文化遺産に登録になった。昔のままの佇まいで、村には柳(ユ)一族が今でも生活しています。
素晴らしい環境で行われました。






 
韓国側パネリストは
「仮面劇復元と保存会の設立過程」 河回(ハフェ)別神クッ仮面劇の保存会会長:人間文化財:林衝奎(イム・ヒョンギュ)氏
「河回別神グッ仮面劇が韓国の代表的な団体になった過程」 仮面劇の伝授助教:孫祥洛(ソン・サンラク)氏
日本側パネリストは
「韓国仮面劇について」 写真家で韓国仮面劇映像研究会会長の金井三喜雄氏。
「鎌倉の長谷(坂の下)に伝わる面掛行列」 鎌倉安東友好交流会(元)事務局長の私。


日本側からは約20名の参加者が会場のある河回村(ハフェマウル)の古民家(民泊)に泊まって楽しんで不便さの文化体験をしました。




朝食は安東の名産(安東塩さば)の定食です。オカズは何回でもおかわり自由です。
村の中には仮面劇の公演場があり、保存会の伝授教育館になっています。




歓迎の垂れ幕には「日韓文化交流研修団の皆様」と書かれています。
日本からの参加者の皆さんで記念写真です。



いよいよ開演です。
私の日韓交流活動のカウンターパートナー、崔宗燮(チェ・ジョンスップ)氏です。
韓国の赴任時代から数えて、かれこれ16年のお付き合いになります。
彼と8年かかって鎌倉と安東の都市提携(パートナーシティ)が成就しました。
今回もシンポジウムの通訳を兼ねた進行役です。
これまでいろいろな安東との活動を一緒に行った「同志」とも言えます。


 
会場には日韓のシンポジウム参加者が集まりました。


 
パネリストの孫さん、私、金井さん。準備は万端整いました。
まず林(イム)会長からの基調講演です。



 
韓国と日本は「近くて遠い国」だが文化的には長い歴史の中で相互文化交流の努力をしてきた。
特に(パートナーシティーの)鎌倉は鎌倉幕府の中心的な存在として学問と礼儀の正しいところが
安東とも情緒的によく似ている歴史的な都市です。
今回は純粋な民間レベルの交流は意義深いものがある。
講演の中には仮面文化の歴史で日本時代は全土的に韓国文化の停止ということもあり河回村も同様だった。
一旦途絶えた文化を改めて伝承するのには李相浩(イ・サンホ)氏、金春澤(キム・チュンテク)氏、林衝奎(イム・ヒョンギュ)氏の3人の人間文化財の役割が大きい。


 
孫祥洛(ソン・サンラク)氏の講演は、「河回別神クッ仮面劇」が村から公共への変化を通じて、やがて国を代表する団体になった過程を歴史的に解説した。
若者の村離れに伴う伝承文化がなくなり村が大きな(老人ホーム化)してゆく中、河回村は韓国の「セマウル運動(新生活運動)」の荒波から逃れることができて、
「屋根のない博物館」として昔の文化が守られたことが大きい。
伝統文化を守る苦労を知らされた。(この部分は鎌倉も同じ問題を抱えている)。


 
金井三喜雄氏の講演は、写真家として地方で守られている韓国の仮面劇を取材して、重要無形文化財と指定されている13の仮面劇を写真で紹介している。
劇、舞、音楽が基本で仮面劇が構成されている。支配階級と非支配階級の中で日頃の鬱憤晴らしが共通の要素であると解説していた。
仮面そのものが「神」を表し、仮面劇が終わると面は火にかけられて燃やされて天に返す。そのために毎年記憶を頼りに再現していると。
「河回別神クッ仮面劇は約800年前の高麗時代から行われて、人々を楽しませて来た特徴を説明していました。


 
4番目の私の講演は、鎌倉長谷(坂の下)に伝わる仮面劇としての面掛行列をパワーポイントでたくさんの写真を使ってその歴史的な意味を話しました。


 
奈良時代に仏教布教のために上演された「伎楽」が原型。インド、東南アジア、中国、朝鮮半島を経て日本に伝えられた「伎楽面」の説明から始めました。

御霊神社の説明

鎌倉の長谷(坂の下)の御霊神社が鎌倉権五郎景政の命日(9月18日)に行います。



面掛行列の説明。

天狗を先頭に10の面の詳細な説明。鎌倉神楽、鎌倉囃子、天王唄に至るまでを3人の方の話との共通点などに触れて説明しました。


最後は壇上にて質疑応答。
 
このシンポジウムに参加して見て、別の角度から鎌倉市と安東市の仮面文化を共通点にあげた都市提携の原点を改めて考え直しました。
やはり、鎌倉市に提案した安東市との交流はある意味で「志」を忘れていはならないと。
今後の交流のあり方を考える意味でも、価値のあるシンポジウム参加と感じました。


 
河回別神クッ仮面舞保存会の方々から歓迎懇親会。

さて、約20名の日本からの参加者と保存会の交流の楽しい内容は次回、掲載します。
| team-mamiya | from-mamiya「日韓の話」 | 08:30 | comments(0) | - | - | - |









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