鎌倉から、こんにちは

「鎌倉発、韓国ソウルまで。」
徒歩の旅を終えて、あらたなスタート!
鎌倉から日常のあれこれをお伝えしていきます。
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【三浦トライアルステイ】第10弾 1ヶ月の三崎生活を堪能しました。みなさまに大感謝です。

 

ある朝、テレビのワイドショーで「三浦市の移住計画支援」のニュースを偶然に見た。

人口流出、空き家問題、商店街のシャッター化など社会的な問題を解決するために、

新たな活動が動き始めたとのニュースだった。

腰越港と江の島、三崎港と城ケ島。冬は温暖な点、魚が上手い点で環境も似ている。

 


 

さっそく、今年度の募集に応募して、7月29日に第3期(移住体験)の狭き門突破の知らせを戴いた。

ソウル赴任以来のひとり暮らしが決まったのだ。

移住体験の滞在の間に、私は何をやろうか。いろいろと考えた結果、三崎生活を楽しむ。

いろいろと会って、しゃべって、また会って、またしゃべる。

その結果、見えてくるものがあるだろう。

9月14日、私の「移住体験」が始まった。

 

【私設移住相談所】

 
三崎銀座商店街
 

三崎銀座商店街を散策すると、かつてテレビ番組で見た「私設移住相談所」の看板があった。

古道具「ROJI」の安原芳宣さんが店の前に座っていた。

簡単な挨拶のつもりが、話が弾み三崎が抱える課題についての情報交換の場になった。

安原さんは昨年までの全3回の「トライアルステイ」の推進者であった。

簡単な情報交換が、きっかけになって町の方々との情報交換が始まった。
 

【CFネッツの倉橋隆行さん】



 

今年から「トライアルステイ」企画の運営をしているCFネッツの社長。

不動産コンサルティング会社として移住体験する家具家電付5物件を提供している。

運営スタッフのおかげで、三崎生活が満喫できた。

倉橋さん自らが横浜からの移住者で、いろいろと町の中で多方面での改革を推進している。

昔の住人からは「倉橋に町が乗っ取られる」との声も。そんなことはないと。

このままで良いと何もしない人と、前に進むために動く人とは天と地の差ができる。

倉橋さんの自著「教訓」を読んだ。不動産業の体験をもとにした実用書。

  1. 環境は自分で作る。
  2. ビジネスはできる人と付き合う。
  3. 若い時の時間は人間力を高めるために使う。
  4. 物事はまず良いか悪いかで判断する
  5. 一歩を踏みこむ経験の積み重ねが差をつける

滞在中に何度か直接お話をする機会を持った。今後もおつきあいが続く方だ。

 

【八木哲夫さん】



 

湘南産業の三代目で84歳、地元で蒟蒻の製造販売している。

三崎港へ下る道に面したお店で会った。

蒟蒻の粉は群馬、埼玉から買い、ここで製造している。

三崎のマグロ全盛時に政府の減船政策で漁師たちは仕方なく船を近くの外国に売った。

韓国、台湾はその中古の船で、当時はマグロ漁を続けて大いに稼いだ。

日本への影響は大きかったし、いまでもその影響は残るという。

マグロの歴史の発端を伺い、それをベースに各方面の方々の情報入手の手掛かりになった。

 

【朝、港を眺める古老から聞いた話】



 

台風がやってくる。ほとんどの漁船が北条湾に戻ってくる。

縦に舫う、横に舫う。どちらから吹く風でも、この湾ではびくともしない、大丈夫なのだ。

ほとんどの船は三宅、八丈で金目狙いの船だ。一時代に比べて船の数は大幅に減った。

昭和の減船政策でほとんど船を海外へ売却したと同じ話を聞いた。

最近は冷凍技術が高まり遠洋漁業が可能になった。個人の力では設備投資が追いつかない。

資金力を持った他地域からの経営者が冷凍技術を駆使して力を発揮。地元漁師は打撃を受ける一方だ。

次世代はここで働かずに都会へ。京急の最終電車は終点が三崎口の後は、三浦海岸、久里浜止まりになる。

親が深夜にそこまで車で迎えに行くが、次第に申し訳ないと次世代は都会に住むことに。

若者にとってここでは仕事が少ない。町の大きな課題だ。

 

【高野厚子さん】

NYの9.11のテロでLAに移り15年の米国生活を経験し帰国。

残りの人生を一人で楽しく過ごしたい。

帰国後ネットで調べて三崎の不動産屋さんに飛び込み、古民家を契約しその日に移住を始めた。
その行動力には驚いた。

そんな移住者もいる町だ。

 

【台風時の市の防災スピーカー】

「台風24号が近づいてきました。危険を感じたらお近くの避難所に避難活動を」

このアナウンスでは、いつどうしてよいかわからない。全国共通の問題。

 

【篠田和也さん】 


 

「蔵でアナゴのてんぷらがないので、キスのてんぷら定食を食べて来た」

「三崎港・蔵」はランチでもマグロ丼などリーズナブルな値段で楽しめる。

観光案内所にふらっと入って来た方だ。地元の一番古い廻船問屋「や印」の社長。

マグロ漁業に関して質問に対して1時間ほど熱心に答えてくれた。

おまけに地名の「花暮」の意味や、「浜流し」の実話を話してくれた。

城ケ島に桜を頼朝が植えて、暮れなずむ頃、こちらの湾から桜を楽しんだ逸話から「花暮」という。

三橋美智也、春日八郎は東北の港町から南へ港を廻り流しで歩いて稼いだという。
三崎堂書店の岩部かづみさん(後述)は、三崎館で幼子の頃、若いころの春日八郎に
抱っこされた写真がある。今、その理由がわかったと言ってくれた。
一方、北島三郎は新宿、渋谷の店を流したことは有名だ。

マグロの完全養殖の話は興味ある話だった。近畿大学の世界で初めての養殖に成功した話など。

この町の人は親切にたくさんの話をしてくれる。

 

【三崎港「蔵」の人々】



 

店長の福本啓太さんは移住者。

「城ケ島遊が崎リゾート」(隠れ家のようなホテル)を社長が社員の反対を押し切って手に入れた。

ホテルの料理を任された福本さんは、次第に週替わりメニューを考えて常連をつかまえた。

黒字経営への陰の立役者だ。


 

中川康太さんも移住者、スタッフとして、いつもお店に出ている。ニコニコ顔が印象的だ。

我々の移住体験者のサポート役でもある。

私のルームのワイハイ環境を瞬時に構築してくれた。これで毎日、PCもスマホも安心して使える。



 

黄川田亨さんも、隣の山田酒店で我々のサポート役で3年前から常駐している。頼りになる人だ。

苗字が読み難いので、みんなと同じように(とおるさん)ですませた。

 

【三崎銀座の三崎堂書店】


 

三浦で新刊本を販売しているわずか2店のひとつ。店主は岩部かづみさん。

「三浦や三崎の本が並んでいませんね」「誰も書いてくれないんですよ」。

店の半分くらいが漫画本。それも全巻そろっている。本の並べ方で疑問を持った。

「昔のマグロ船の船員さんが、長期の漁のために全部まとめて買いこんでくれたの」

コナン、ベルサイユのばら、黒子のバスケ、ワンピースが並んでいた。

「それが、最近は外人さんの乗組員は、漫画に見向きもしないんですよ」

昔は船員さんにH本も揃えていたが、「それは他の店に任せて今は止めたの」と。

この町は本の文化が少し違います。



 

薦められるままに「三浦図書館」へ。三浦関係の書物は、僅か棚一つだけに並んでいた。

三浦市の図書館は鎌倉市、藤沢市、逗子市、横須賀市の図書カード会員は、市同士が連携していて、

それぞれの地域で図書カードで本を借りられることができると初めて知った。

                                                                        

【三浦海岸のナガシマケイコさん】



 

元勤務先の広告会社の営業局員で、三浦マラソンの事務局の定宿だった民宿のお嬢さん。

縁があって三浦マラソンで5年も走ったときには、着替えや荷物保管でお世話になった。

もう35年前後も昔の事。気になって滞在中に消息を求めて訪ねてみた。

民宿のあった辺りは(長島)という苗字ばかりで探しようがない。

交番、近くの長島さんと。やっと近所の洋品店のご主人夫妻が心当たりを思い出した。

民宿のご主人はなくなっているが、弟さん(ケイコさんの叔父)が三浦海岸駅前の(いろは寿司)に居る。

その店のお嬢さんは市会議員の長島まり子さん。ケイコさんの従姉妹だった。

親切な輪で二日後に長島恵子さんと連絡がついて簡単な食事ができた。

いまは有名な作詞家でプロデューサーの(あきもとやすし)さんの専任秘書。すごい!

ここでは善意の人の輪に支えられた。鎌倉や都会ではありえない人情があった。

 

【オーシャン不動産】

 
白地図の部分の多い地図。

親の代からの地元の不動産を引き継いだ二代目社長の勝俣弘文さん。
私の住処のお隣にあるが、なかなかお忙しいようで会えなかった。
ある日、夕方オフィスにいらしたので挨拶をした。
「お住まいを探しているのですか」。
「ここは安くて、良いところというのでは、何もありませんよ」。第一声だった。
不動産に対する考え方は、親の代。子の代で変わってくる。
父親の経営する時代とは状況が大きく変わった。
三浦地区の不動産の課題を熱心に話してくれた。
市街化調整区域。地図を見ると白い部分が大半。家を建てたくても新築は出来ない。
「古い家を改築するのならできますよ」。
行政はどうやって他の地域から人口誘導するのか。行政の課題について聞いた。
いずれ、この地区のことは進次郎さんが考えてくれる。
行政は進次郎の行動力に学べと力説していた。説得力のある話が聞けたようだ。
また、ゆっくりとお邪魔しますと……。店を後にした。

【ミサキプレッソ、ミサキドーナッツ】



 
ミサキドーナツの行列

 

三崎銀座の一角に「ミサキプレッソ」がある。藤沢宏光さん。

10数年前に三崎に移住。しばらくは南青山の音楽事務所へ。

移住から6年目に三崎銀座に「ミサキプレッソ」を開店、一時はコーヒー以外にパスタも作っていた。

その2年後には「ミサキドーナツ」をオープンした。今では三崎マグロ切符のおかげで、いつも満席だ。

音楽関係の縁で「かもめ児童合唱団」の世話役も務めている。

業界ですれ違った関係で、町を変えて行くエネルギーを感じ、今後も交流を続けたい人だ。

 

【本と屯】




 

藤沢さんの関係から「ミネシンゴ」さんを知った。横浜で育って逗子から2年前に三崎に。

ご夫婦で出版社を営む。町の蔵書を楽しんで欲しいという思いから「本と屯(たむろ)」をオープンした。

雑誌、児童書、コミックなど所狭しと並んでいる。
同じく町を変えていく人だ。

移住生活の最終日の数日前に地元の若者10名近くの集まるBBQパーティーに声をかけてくれた。

この歳になっても、新しい仲間に遠慮なく溶け込んでいく自分に驚いている。
この町へのそれぞれの「思い」「考え方」を聞くことができた。


このたまり場の本棚に拙著「鎌倉ーソウル2328キロを歩く」が仲間入りさせて戴いた。

 

【三崎観光案内所】 



 

「三崎観光案内所」をまかされている斉藤富江さん。

澤田痴陶人美術館の1Fの観光案内所と3Fルームの関係で、毎日、三崎の話を聞いた。

とても親切で、人柄も良いので観光客が引いた夕方には地元の仲間たちが立寄ってくれる。

ここで知り合った人は数えられない。いちいち名前も覚えていられない。
夕方にはこんな方も現れる。

地元のピアノの先生であり、毎朝早朝に三崎港から城ケ島まで往復散歩をしている。

三崎港のロータリーのゴミ掃除を20年続けていて、体が健康なのはこのおかげという。

このボランティア活動に対して県警察から表彰状を戴いている。笑顔の自然な方だった。
この観光案内所には、いろいろな人が集まってきた、それぞれの生き方に触れることができた

 

【三浦市役所の担当者】


 

三浦市政策部 市長室の澤口大輔さん。「トライアルスティ」の現場責任者。

いろいろと最初から最後までお世話になった。

出来たら、来年の企画にも呼んで戴きたい。それは、たぶん無理ですね。

まだまだ紹介できなかった方々がたくさんいらっしゃる。
みなさん!また、近々お会いしましょう。

| team-mamiya | from-mamiya「その他」 | 12:37 | comments(0) | - | - | - |









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