鎌倉から、こんにちは

「鎌倉発、韓国ソウルまで。」
徒歩の旅を終えて、あらたなスタート!
鎌倉から日常のあれこれをお伝えしていきます。
<< 今回はうまく行ったね。鎌倉アジサイウォークは一日降らなかった。 | main | 【再掲載】 この療養所に入るとハンセン病患者は一生外部に出られなかった。 >>
ことし初めて、久しぶりの原村。面白い方を紹介されました。童顔の学者さんだった。

 

 

6月になると原村の友人の広瀬英明さんのことが思い出される。

彼が逝って、もう5年になる。

 

 

諏訪湖の湖畔の小高い慈雲禅寺の境内にある納骨堂を訪問した。

静かな古刹の納骨堂に静かに彼は眠っている。

原村仲間の後輩の野田英夫さんは、初めての慈雲禅寺のお参りになる。

 

 

ここは京都か鎌倉かと目を疑う雰囲気だという。

原村在住の小林節子さんと3人で静かにお参りができた。

 

そのあとは原村で一人の友人が新しい仲間と私を待っている。

原村移住体験ツアーで出会った女性と結婚して、原村に家を建てた清水寛さんだ。

彼は高校時代の野球部から大学通じて、

いままで付き合いが続いている私の友人の会社の元部下だった。

原村へ移住する以前から会っていて、よく知っていた。

その清水さんが私に紹介したいという方が大学名誉教授の細川英雄さんなのだ。

 

 

北杜市に住む知人が添付PDFの本を出版しました。

ご興味がある方で、読後ご感想をいただける方には

著者から本を贈呈させて頂きます。

「対話をデザインする」というタイトルの著書だ。

ちょうど私も「忘れられない60のセリフ」をテーマに執筆に勤しんでいるので興味を抱いた。

 

「感想を書いても良い」と清水さんに連絡したら、すぐに本が手元に届いた。

読み始めると、タイトルは少しイメージが遠い、

私にとっては本格的な哲学書に思えた。

細川さんのご専門が「言語文化教育学」で、その関係の著作が多いのだ。

しかし、どんな方なのか、近々原村へ行く用事があるので、

その時にお会ってお話ししましょうと。

その約束がその日だった。

 

 

私が宿泊するペンション(さんどりよん)で待ち合わせた。

白髪で白いあごひげを蓄えて、カジュアルなセーターにチノパンでニコニコと待っていた。

私より5歳若い。少し人懐っこい若干童顔の紳士だった。

 

コーヒーを飲みながら、私の感想の前にいろいろと質問を重ねた。

いつもは学術書の執筆が多いのだが、今回は一般書として楽しんで挑戦したと。

本文は固い表現が続くが、外人の若者に日本語を教育するケースを、

いくつものエピソードで紹介している。

エピソードは文章のリズムは本文と異なり、私が書いているエッセイの調子に近く、

すんなりと頭に入ってくる。

 

「対話は自分の興味関心から始まる」

インドネシアからの留学生が「多摩川に鮎を放流する」新聞記事を教材に持参した。

その記事を対話の材料として議論したところ、

その学生が自国の自然破壊にとても関心を持っていることが分かった。

その学生はスマトラ島の熱帯雨林で起こる森林環境が侵されて、

希少な野生動物が絶滅の危機に追い込まれている。

この内面のテーマで環境問題レポートを書き上げ、

のちの京都大学工学部に進み工学博士の学位を取得した。

その後祖国へ戻り。今では政府高官になっている。

 

「ちくま新書」刊。コアターゲットは編集部は40代から50代の男性を想定したが、

ご本人は特別にターゲットを定めた意識はなく広く読者にアピールしたという。

日頃、職業柄ターゲットを意識する私も、今回は細川さんのいう通りと感じた。

 

12の外国人と日本語のエピソードを中心に、本文は哲学的な内容で展開をしていく。

ご本人はマニュアル的な方法は避け、反マニュアルで描いたという。

言語文化教育にご興味のある方に進めたい。

私のいた広告業界にも共通する議論もあり、あっという間に読み終えた。

 

 

紹介してくれた清水寛さんは、原村以前に横浜であったときに頂いた、

「寝児(ねこ)」という写真集を出版している。寝ている猫のかわいい表情がいい。

 

 

さて、夕方から「八ヶ岳農場を愛する会」の仲間の久しぶりの宴会だ。

 

 

会長の小林節子さん、農場の高橋昭さん、放送作家の野田英夫さん、

ペンションオーナーの山中裕敏さんが今宵のメンバーだ。

 

 

原村の住人の小林さんは、3年前に「女ひとり古希に家を建てる」を出版している。

かつて東京でアナウンサーとして活躍していた2011年頃から月刊『すこーれ』で、

毎月書いていたエッセイ60編を、古希の歳に本にしてみましょうと、

編集長の甲斐幹雄さんに誘われて一冊の本にした。

 

タイトルはちょうど長い間住んでいたペンションとホールを手放して、

近くに新しい家を「終の住処」として建設中だった。その思いをタイトルにした訳だ。

50年も学生時代からお付き合いしている私としては、彼女のこれまでの生き方を見ていて、

「小林節子の出たとこ勝負」が良いと言い張ったが、無視された。

男っぽいタイトルよりも女っぽいタイトルになった。

 

 

最後の部分に「回遊魚1.2は愉快なきょうだい的同志」と私との出会いから、

最近の触れ合いを4ページに軽いタッチでまとめてくれている。

もちろん回遊魚1号は私、回遊魚2号が節子さん。

回遊魚0号は節子さんの師匠の永六輔さんなのだ。

 

私にとっては、最初から最後まで、ほぼ見聞きしていた内容なので親しみを込めて読める本だ。

 今週は「人となりと本」という報告になった。

 

私の目指している「忘れられない60のセリフ」で語る人生の歴史は、しばらくはお預けだ。

| team-mamiya | from-mamiya「原村のイベント」 | 17:32 | comments(0) | - | - | - |









1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
+ RECOMMEND
鎌倉―ソウル 2328キロを歩く―定年退職、新しい自分に出会う旅
鎌倉―ソウル 2328キロを歩く―定年退職、新しい自分に出会う旅 (JUGEMレビュー »)
間宮 武美
講談社+α新書より、2005/10/20発売!
上の画像をクリックしてamazon.co.jpより、購入できます。

*電子書籍版も好評発売中!*
honto電子書籍ストア
紀伊國屋書店BookWeb
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
  • 旅の後半はソウルです。年一度のイベントに参加と懐かしい方々に会えました。
    間宮武美 (06/30)
  • 鎌倉には青木さんがいる。老舗人力車、昭和から平成を駆け抜けた男。
    真崎春望 (06/09)
  • 旅の後半はソウルです。年一度のイベントに参加と懐かしい方々に会えました。
    Asuka (06/07)
  • 2019は、もう動き出した。何を目指そうかなと考えています。
    間宮武美 (01/29)
  • 2019は、もう動き出した。何を目指そうかなと考えています。
    山田光義 (01/26)
  • 懐かしい方が遠方から来ました。「三田会」の仲間として会えました。鎌倉と有楽町で楽しい邂逅です。
    間宮武美 (01/16)
  • 懐かしい方が遠方から来ました。「三田会」の仲間として会えました。鎌倉と有楽町で楽しい邂逅です。
    篠宮百合香 (01/15)
  • ハラハラ・ドキドキの今年の『原村合宿』が無事終了しました。
    間宮武美 (06/22)
  • 久しぶりに家人と二人で高遠・芝平へ行きましたが、最後はロードサービスのお世話になりました。
    間宮武美 (06/21)
  • 21世紀の朝鮮通信使友情ウォーク。本州に。あっという間に名古屋まで来ました。
    間宮武美 (06/21)
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE