鎌倉から、こんにちは

「鎌倉発、韓国ソウルまで。」
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600字エッセイが産経新聞の第1面「朝晴れエッセー」で掲載が決まりました。

 

私の母は佐渡で生まれた6人兄姉だ。

 

母方の先祖は「佐渡の金奉行」に関わっていたという。

その後、代々裁判所の仕事に関わり、母の父親の精一は相川の街で登記事務所の仕事をしていたという。

母の母方の仕事は両津で廻船問屋を営んでいた。

 

 

六人の兄姉の長男は賢一郎、長女は八重、次男は二朗と、ここまでは普通だ。

ここからは父の精一は、何を考えたのか、三男は三四吾(みよご)、次女はなんと六七代(むなよ)と続く。

末っ子の母は残った九と十で九十代(ことよ)となった。

 

 

昔ならばNHKの「私の秘密」に出演できそうな逸話だ。

母は子供のころから十代でも二十代でも名前は九十代だったのだ。

多分回りの友人から、からかわれたりして困ったに違いない。

 

母の小さな頃の写真は長男の賢一郎さんの家が水害に合い、

すべて流されてしまったので手元にはない

 

 

両親が若い頃は、いつも家族で小旅行をしていた。

 

 

大きくなって自分の布の貼り絵の作品は(琴代)や(古都世)にし、

後年は自分の作品の篆刻は小さな赤い布に白抜きで(九)という一文字を抜き文字にしていた。

 

 

8年前の自分の90歳の誕生会に集まった子供達、孫達十数名の家族たちに向かって挨拶をした。

「ようよう九十代という名前の通りの九十歳になりました。これからも元気に生きていきます。

よろしくお願いします」と。

その後、九十八歳の誕生日の時の挨拶が、

「皆様のおかげで元気にこの歳を迎えました。もしも私が百歳になったら、名前を変えようと思います。百代(ももよ)に。かわいいでしょう」

と子供達や孫達を驚かせた。百代とは、今にしては実現性が高い話だ。

 

 

最近、私が「百代の後は一年ごとに名前を変えるの」と尋ねると、

「ずっと百代でいいの。次はあの世(あのよ)なんだから」

 

 

最近は車椅子の生活になったが、母の「次はあの世」の言葉に。その洒落っ気に驚いた。

 

ほぼ同じような内容のエッセーが近々の産経新聞の第1面「朝晴れエッセー」に掲載が決まった。

600字にまとめたエッセーになっている。

ぜひ、ご覧ください。

 

 

そういう私は最近、「後期高齢者」になった。

 

ちょうど11年前の64歳を迎える年の4月に後期高齢者制度が制定された。

それまでの「老人保健制度」が廃止されて、代わりに後期高齢者医療制度が始まった。

 

これは75歳以上の人が加入する医療制度で、75歳の誕生日を迎えると、

それまで加入していた国民健康保険や健康保険などから後期高齢者医療制度に移るのだ。

特別な手続きをする必要はなく、誕生日と同時に自動的に

国保から脱退&後期高齢者医療制度に加入となるという。

 

当時私は、当たり前のように前期高齢者に区分され、七五歳までの間は当時加入していた

勤務先の保険を特例退職者として継続して従来どおり受けることになった。

 

 

 

しかし前期高齢者という国の定めには、どうも気持ちがしっくりしない。

広告業界の仕事も、地元の韓国某市との姉妹都市提携活動も、

八ヶ岳農場の農場音楽祭などの活性化活動と、

現役気分で元気な気持ちで続けていきたいと考えていた。

 

 

だから前期ではなくて「元気高齢者」と名乗った。

 

そして今、同じ思いで私は後期高齢者ではなく、気持ちは「高貴高齢者」とか「光輝高齢者」を目指したい。

 

 

しかし、むしろまだまだ若い好奇心を保ちながら生きていく「好奇高齢者」を目指しても良い。

 

 

国の区分は一体どういう基準で決めたのだろうか不思議だ。

父を36年前に67歳で見送ったが、母はホームで車椅子生活だが98歳で気持ちはとても元気だ。

 

ところが、誕生日の翌日に54年来の学生時代の友人が病と闘い、ついに鬼籍に入ってしまった

友人たちと共に、お通夜と告別式に参列しお見送りをした。

さすがに、我が人生の行く先を考える機会になった。

 

しばらくは7歳若い家人にも迷惑を与えるかもしれないが、彼女は私以上に元気高齢者なのだ。

 

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